Q.なかなか抜けない乳歯はどうしたらよいですか?

あごの骨の中で育っている永久歯は、生えようとする方向が悪いと、乳歯の根が長く残り自然には抜けません。
乳歯が抜けないまま横から永久歯が生えてくると、歯ならびが悪くなったりかみ合わせが悪くなります。
うまく抜けなかった場合は抜いてあげたほうがよいと考えられます。
本人さんの希望を尊重して診療していきます。

Q.仕上げ磨きは何歳までしてあげたらよいですか?

「何歳までみがいてあげたらよいですか?」と検診のときによく聞かれます。
小学校へあがるころになると仕上げ磨きをやめてしまう場合がありますが、この頃は乳歯から永久歯へとはえかわる時期で、歯ならびが凹凸してきて、とても磨きにくくお口の中が汚れやすいのです。
はえたての歯は弱くむし歯になりやすいので保護者による仕上げ磨きが必要です。
8~9歳までは1日1回は磨いてあげてください。
ある程度磨けるようになれば、徐々に間隔をあけて仕上げ磨きをしてあげてください。
また、検診のときにハミガキチェックをさせてもらいますね!!

Q.義歯の種類や形によって、お手入れ方法は違うのですか?

総義歯の場合
義歯を傷つけないよう、専用の歯ブラシで洗浄します。除菌し、清潔にするため「酵素入り洗浄剤」の使用をおすすめします。
部分入れ歯の場合
金具部分も含めて全体を専用歯ブラシを使って汚れを落とし、「部分入れ歯洗浄剤」を使用することをおすすめします。

Q.なぜ寝る時に義歯をはずさないといけないのですか?

目的は2つあります。
1つ目は、寝ている間にレジン床に付着した病原菌が唾液と混じって少しずつ器官に入り、肝炎の原因になることを防ぐため。
2つ目は、口腔粘膜やきつく噛んでしまうことで起きる顎関節のストレスを休ませるためです。

Q.専用ブラシや入れ歯洗浄剤で落ちない汚れは、どうすればいいのでしょうか?

義歯についたタバコのヤニや茶シブなどは専用ブラシや洗浄剤でもなかなか落ちません。自分でとろうとして無理をすると、義歯を破損してしまう原因にもなりますので、歯科医でキレイにしてもらうようにしましょう。

Q.義歯を熱湯で消毒してもいいのでしょうか?

義歯は高温によって、変形にしてしまうこと があります。                  
60℃以上のお湯を絶対かけたり 浸したりしないで下さい。

Q.数年前に作った総入れ歯が合わなくなってきました。新しく作り直した方がいいのでしょうか?

合わなくなった理由によって、作り直す方がいいのか補修がいいのか分かれます。何年も使っているうちに歯が擦り減ってきたのであれば、素材を補充する方がいいですし手入れが十分でなく、素材が 変形、変性した場合は、新しく作り直した方がいいですよ。 できるだけ早く、歯科医にご相談ください。

Q.上下の総義歯を作ったのですが、話したり笑っても歯が見えません。口のまわりのシワもできてしまい残念です。

人工歯の排列位置が内側すぎるのでしょう。噛み合せ位置が低すぎると、口元にハリが生まれません。このような歯は調整が難しいので、時期をみて新しく作り直した方がいいでしょう。遠慮せずに自分の意見を伝えることが大切です。

Q.義歯を入れてご飯を食べているといつも同じ場所を噛んでしまいます。どうしてでしょうか?

義歯の噛み合わせが合っていないことが考えられます。人工歯の排列が悪くなっている可能性がありますので、一度調整してもらいましょう。また義歯の手入れが不十分だと、カンジダ菌が増殖し、口内炎ができやすくなる場合もありますので、常に清潔な状態を保ちましょう。

Q.義歯をいれていると気持ち悪くなるので、普段ははずし、外出時だけつけています。こんな使用方法でもよいのでしょうか?

義歯が合っていない証拠です。日常的に使えない義歯は良い義歯とは言えず、ますます合わなくなっていきます。すぐに歯科に行って調整してもらってください。それでも苦痛なら作り直すことをおすすめします。