小さなお子様の歯は全部で20本生えてきます。
「どうせ大人の歯が生えてくるから、そんなに神経質になることはないんじゃないの?」
なんて声も聞こえてきそうですね。
実は最近では、お子様の歯にはこんなに大切なことがあることがわかってきました。
1.「噛む」という行為は知能の発達に影響がある!?
食べ物をよく噛むことで、そのアゴの振動が直接脳に伝わります。その脳への振動が脳細胞を活性化させ、知能の発達を促すという学説があります。確かにネズミなどの実験では、歯を抜き、「噛む」ことのなくなったネズミは以前よりも明らかに能力が低下しました。大切なお子様の将来のためにも、おいしく「噛める」歯というのは大切なんですね。
2.「噛む」ことで元気な身体をつくる!?
実は食べ物を食べた時にでる「唾液」には殺菌・消化能力があります。これは自浄作用といって、本来人間が持つすばらしい能力の一つなのです。その唾液は「噛む」という行為で出てきます。ですから、食べ物をきちんと噛める歯にしておかないと、唾液の量も減ります。それにより、胃腸の消化吸収力を助ける能力も減ってくるのです。
そして唾液には、身体の中で毒素を発生させる活性酸素を消す効果もあります。活性酸素は、ガンの原因物質とされており、アトピー性皮膚炎、小児ぜんそく、花粉症など幅広い病気の原因になると報告されています。
0~3歳までの歯みきのポイント
小さなお子様は歯を磨くという行為に対して嫌がらない工夫をしてあげることが大切です。ですから、笑顔で優しくマッサージをするように歯磨きをしてあげることが大切になります。
1歳くらいは脱脂綿に水を含ませて、歯を拭いてください。
2歳くらいは歯と歯のあいだ奥歯のミゾの部分に気をつけてお母さんが磨いてください。まだ歯磨き粉を使う必要はありません。
3歳くらいは、できればお子様に自分で歯を磨く練習をさせてください。最後にお母さんが必ず磨き直しをしてください。
3.3歳からの受け口治療(ムーシールド) 77,000円
ほとんどのお子様は3歳までに乳歯が生え揃います。しかし、噛み合わせが反対で(反対咬合)受け口になっている揚合があります。受け口になっている子供さんがそのまま放置して、永久歯が生え変わる時に自然に治る率は6%とも言われています。早期に矯正する事で、その歯並びが改善され、正常な顎の発育が促進されます。
お子様の不正咬合の原因は口腔周囲筋群の不調和によるものだと言われています。特に受け口(下顎前突)のお子様は上口唇圧(上口唇の緊張)が強く、又下顎のオトガイ筋の緊張が少ない為に起こりゃすいと言われています。それを改善する為の筋機能訓練装置(ムーシールド)を装着する事により
(1)上口唇圧を排除
(2)オトガイ部に追緊張を与える
(3)舌の挙上の作用が発生し、反対咬合を治療していく方法です。
4.3歳のお誕生日検診
(1)歯がうまく生えているか?
(2)虫歯がないか?
(3)噛み合わせがうまくいっているか?など。
詳しくは歯科医師又はスタッフまでご相談下さい。