歯周病を防ぐ、プラークコントロール
歯周病の予防と治療には、
ブラッシング(歯磨き)で口腔内を清潔に保つことが一番です。
歯周病やむし歯の原因は、プラークです。このプラークは、ていねいなブラッシングによって、大部分取り除くことができます。つまり、適切なブラッシングを続けることで、歯周病を予防することができるのです。
それだけではありません。程度の軽い歯周病であれば、ブラッシングで治してしまうことも可能です。
歯周病を悪化させない生活習慣の改善
ブラッシングが歯周病予防の第一条件ですが、それ以外にも気をつけてほしいことがたくさんあります。
糖分をとり過ぎない
大人だけでなく、子どもにも歯周病が多く見られます。子どもには、特に糖分が多く含まれているお菓子や清涼飲料水などをとり過ぎる傾向があります。これは、むし歯にもよくありません。
柔らかいものばかり食べない
柔らかい食べ物はカスが歯につき、プラークが形成されやすくなります。歯ごたえのあるものや、食物繊維の多く含まれたものをしっかり噛んで食べましょう。
両側の歯で噛む
片側の歯ばかりで噛んでいると、噛んでいる側の歯は汚れが自然に落ちますが、あまり噛まない側の歯には、プラークがたまりやすくなります。意識して両側の歯で噛みましょう。
たばこは吸わない
たばこを吸う人は、吸わない人に比べて、歯周病にかかりやすくなっています。これはニコチンなどの作用によって、血液の流れが悪くなり、細菌と戦う働きが弱くなるからです。
つまようじの使い方に注意する
つまようじは、歯と歯の間につまった食べ物のカスをとるのに効果的ですが、歯ぐきを傷つけたり、かえってカスを押し込んでしまうこともありますので注意しましょう。つまようじ以外にも、歯間ブラシやデンタルフロスなどを効果的に使いましょう。
口で呼吸をしない
口で呼吸をすると、口の中が乾燥しやすくなります。すると細菌に感染し、炎症をおこしやすくなります。耳鼻咽喉の病気のある人は、治療の必要がありますが、口呼吸の癖のある人は、その癖を直すように心がけましょう。
ストレスをためない
ストレスは、歯ぎしりのもとになり、歯ぎしりは歯周病を悪化させます。また反対に、歯周病が歯ぎしりのもとにもなります。自分では気がつかない歯ぎしりにも、家族は注意をはらいましょう。→専用のマウスピースが有効です。